WordPressをローカル環境で使う方法

1.WordPressのローカル環境とは？

「ローカル環境」とは、自分のパソコン内に構築する仮想環境のことです。
※「テスト環境」や「検証環境」と呼ばれることもあります

通常、WordPressを使うためにはウェブサーバが必要です。

しかし、ローカル環境を構築すれば、自分のパソコンにウェブサーバと同様の機能を持たせることができます。

データはローカルフォルダ（自分のパソコン内）にあるため、次のようなメリットがあります。

• 基本的に、閲覧できるのは自分のみ
• サーバ契約不要でWordPressを使うことができる
• サーバにデータ転送するためのFTPソフトが不要

こんな場合、ローカル環境があると便利！

• サーバ契約前にWordPressが自分に合っているか試してみたい
• ローカル環境でサイトを完成させてから、インターネットに公開したい
• 公開中のサイトをカスタマイズする前に、挙動やデザインを検証したい

WordPress初心者の私は、カスタマイズも試行錯誤。PHPの修正を間違えて、画面が真っ白になったり、レイアウトが崩れてしまうことも…

そのため、必ずローカル環境で検証をして、その内容を本番環境（公開中のサイト）に反映するようにしています！

２.ローカル環境の作り方

ローカル環境構築用のソフトを使用します。

「XAMPP」・「MAMP」・「LOCAL」が有名ですが、Windows・MacOCの両方に対応＆自分でデータベース接続設定不要という点でオススメなのは、「LOCAL」です。

Local

Local WordPress development made simple…

localwp.com

2-1.LOCALをインストールする

早速、LOCALのサイトからソフトをダウンロードしてみましょう！

画面右上の「DOWNLOAD」または、画面中央付近の「OR DOWNLOAD FOR FREE」のいずれかをクリックします。

ポップアップウィンドウが開くので、ご自身の使っているOSを選択します。

OSを選択すると、名前・メールアドレス・電話番号を入力する欄が表示されます。

必須項目のメールアドレスのみ入力すれば、ページ下部の「GET IT NOW!」からダウンロードすることができます！

※メールアドレスを登録しても、不要なDMが届くことはありませんのでご安心ください

ダウンロードが完了したら、指示に従ってインストールしてください。

インストールが完了したら、LOCALを起動します。

初回起動時に「利用規約」に関するページが表示されるので、内容を確認したうえでチェックボックスにチェックを入れ、【I AGREE】のボタンをクリックしましょう。

2-2.LOCAL環境を設定する

利用規約に合意後、画面中央に表示された「Create a new site」を選択し、画面右下の「Continue」のボタンをクリックします。

次に、サイト名（例：test_本番のサイト名　わかりやすい名前)を入力します。

サイト名を入力すると、画面右下の「Continue」ボタンが緑色に変わり、クリックできるようになります。

＜補足＞
サイト名を入力する欄の下に「Advanced　option」というドメイン名とローカルフォルダ格納先を指定する項目がありますが、初期設定のまま変更する必要はありません。

次に環境設定を行います。

LOCALが推奨している「Preferred」を選択して、画面右下の「Continue」のボタンをクリックします。

＜補足＞
「Custom」を選択すると、本番環境で使用しているPHPやMySQLのバージョン、ウェブサーバーに揃えることができます。

次の画面で、ローカル環境でWordPressの管理画面にログインする時のアカウント情報を入力します。

ログインに必要なアカウント名・パスワードを入力したら、画面右下の「Add Site」をクリックしてください。

WordPressのセッティングが終わると、次の画面が開きます。

画面右上の「WP Admin」をクリックすると、WordPressの管理画面が表示されます。

※画面左上「test_WordPress1」の箇所には、自分で設定したサイト名が表示されます

WordPressの管理画面が表示されたら、先程、LOCALの設定画面で設定した「アカウント名」と「パスワード」を入力します。

WordPressにログインできました！！！

あとは、Settings>General>Site Languageで日本語表示に変更したら完了です！

LOCAL内に、複数のWordPressサイトを設定することが可能です。サイトを追加したい場合は、2-2.の「Create a new site」以降の手順を行いましょう。